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ニタリ
Alopias pelagicus

和名 ニタリ
英名 Pelagic Thresher
学名 Alopias pelagicus (Nakamura, 1935)
ネズミザメ目 (Lamniformes)
オナガザメ科 (Alopiidae)
オナガザメ属 (Alopias)
保全状況 EN(Endangered) - 絶滅危惧種

説明

ネズミザメ目オナガザメ科に分類されるサメ。
他のオナガザメ類と同様、全長の半分を占める長い尾鰭が特徴。
個体数は減少している。

分布

沿岸
遠洋
沿岸
河口


水深:0m ~ 300m
熱帯から亜熱帯のインド太平洋に広く分布する。

日本での分布
熱帯から亜熱帯の海域

特徴

他のオナガザメ類と同様、全長の半分を占める尾鰭をもつ。

体色
背側の体色は濃青色か灰色、体側はメタリックシルバー。腹側は白色である。
腹側の白色帯は胸鰭基部の上まで伸びない。
マオナガ(A. vulpinus) ではこの白色帯が胸鰭基部の上まで伸びることから、これら2種が区別できる。

生態

世代: 18.5 ~ 0年

外洋性浮魚類、イカ類を捕食する。

繁殖

卵食型の胎生。
子宮内の胎仔は最初自らの卵黄で成長し、約12cmになると未受精卵を食べ始める。
産仔数は通常2尾で、2つの子宮それぞれに1尾が育つ。
正確な妊娠期間は知られていないが、12ヶ月より短く、毎年出産すると考えられている。

利用

遠洋および沿岸の商業および小規模の延縄、巻き網、刺網漁業の対象および混獲として漁獲され、肉や鰭を利用される。
フィッシングの対象になる。

出典



(最終更新 2021年05月29日)