< 一覧へもどる

ツマジロ
Carcharhinus albimarginatus

和名 ツマジロ
英名 Silvertip Shark
学名 Carcharhinus albimarginatus (Rüppell, 1837)
メジロザメ目 (Carcharhiniformes)
メジロザメ科 (Carcharhinidae)
メジロザメ属 (Carcharhinus)
保全状況 VU(Vulnerable) - 危急種

説明

ツマジロはメジロザメ属に属するサメの一種。
大型のサメで、最大で3mに達する。
鰭に白い模様を持つ。

好奇心が強く大胆。

分布

沿岸
遠洋


水深:0m ~ 800m
インド太平洋と東太平洋の各地に隔離分布する。

特徴

体は頑丈な流線型。吻は長くて幅広く、眼は大きくて丸い。
第一・第二背鰭間には隆起線がある。胸鰭はメジロザメ類としてはかなり長く、鎌型で先端は尖る。

背面は灰青色で、青銅色の光沢がある。腹面は白い。体側には微妙な白い帯がある。
全ての鰭は白く縁取られ、先端も白くなる。

最大で3mになるが、一般的には2.0-2.5m。

生態

世代: 21.5 ~ 0年

遊泳力は高いが、縄張りを持ち特定の領域からあまり離れない。通
同種個体とは激しく争い、多くの個体が瘢痕を持つ。
オグロメジロザメと混群を作ることもある。

餌は主に硬骨魚である。形の異なる上下の歯は、大型の獲物に噛み付き、激しい回転や旋回で肉を切り取ることに適している。
摂餌中の他のサメの周りを泳ぎ回り、稀にその餌を奪い取る所が観察されている。

ダイバーなどの接近に対して威嚇行動を行う。
人工的な低周波音に惹かれ、船を追ってくることもある。

繁殖

胎生で、卵黄を使い果たした胎児は卵黄嚢を胎盤に転換する。
産仔数は3-11(通常5-6)。妊娠期間は1年で、2年毎に繁殖する。
出生時は63-68cm。雄は1.6-1.8mまたは1.9-2.0m、雌は1.6-2.0mで性成熟する。

利用

鰭は高級なフカヒレとされ、皮や軟骨とともに輸出される。
肉は生・塩漬け・干物として現地で消費され、歯や顎も販売される。

出典



(最終更新 2021年05月01日)