シロワニ
Carcharias taurus
和名 | シロワニ (白和邇) |
英名 | Sand Tiger Shark |
学名 | Carcharias taurus (Rafinesque, 1810) |
目 | ネズミザメ目 (Lamniformes) |
科 | オオワニザメ科 (Odontaspididae) |
属 | シロワニ属 (Carcharias) |
保全状況 | CR(Critically Endangered) - 近絶滅種 |
By Jeff Kubina from Columbia, Maryland - Shark, CC BY-SA 2.0, Link
説明
シロワニは、ネズミザメ目オオワニザメ科に属するサメ。世界中の暖かい海の沿岸に生息する大型のサメで、全長3.2mに達する。
繁殖様式はサメの中でも珍しい卵食・共食い型。
性格は見かけによらず大人しく、人を襲うことは少ない。
分布
全世界の温帯・熱帯の海
日本での分布
日本近海
特徴
最大で全長320cm、体重158.8kg。体型は流線型で、太く重量感がある。
背側の体色は褐色から灰色で、腹側は白色。
幼魚期の体側には不鮮明な薄色斑が見られることもあるが、成魚では消失する。
吻はやや扁平な円錐形。口は大きく、常時半開きになっている。
両顎歯はほぼ同形。歯の形状は牙状で、小さな副咬頭を2つ備える。
最前歯だけでなく、後ろの数列も立ち上がる。
2基の背鰭はほぼ同じ大きさ。尾鰭は上葉が長く伸びる。
生態
沿岸性。昼間は岩陰などでじっとしていることが多い。
主な餌生物はサメやエイを含む魚類、甲殻類、頭足類。
繁殖
胎生。未受精卵だけでなく同じ子宮内の他の胎仔も捕食する卵食・共食い型。
55mmで孵化し、未受精卵や他の胎仔を食べるようになる。
産仔数は最大で2尾。妊娠期間は9-12ヶ月、産まれてくる子どもの大きさは約1m。
出典
(最終更新 2021年05月08日)