ナガサキトラザメ
Halaelurus buergeri
和名 | ナガサキトラザメ |
英名 | Blackspotted Catshark |
学名 | Halaelurus buergeri (Müller & Henle, 1838) |
目 | メジロザメ目 (Carcharhiniformes) |
科 | ヘラザメ科 (Pentanchidae) |
属 | ナガサキトラザメ属 (Halaelurus) |
保全状況 | EN(Endangered) - 絶滅危惧種 |
By Tassapon KRAJANGDARA and Reangchai SUJITTOSAKUL - http://www.fishbase.org/photos/thumbnailssummary.php?ID=816, CC BY 3.0, Link
説明
最大で全長49.2 cm。分布
水深:27m ~ 100m
北西および中西部太平洋。北西太平洋では、日本から中国、北朝鮮、韓国、台湾。中西部太平洋では、フィリピンとボルネオ島近辺に生息する。
日本での分布
南日本。過去においては長崎県橘湾に豊富に生息していた。
特徴
体は細長い。吻ば短い。口は小さく、口角部に小さな唇褶がある。第一背鰭は腹鰭基底後端付近に始まり、第二背鰭よりやや大きい。第二背鰭は臀鰭基底後半上に始まる。臀鰭は第二背鰭よりやや小さく、基部は両背鰭間隔の中央よりやや後ろ。体は茶褐色で、暗色の鞍状斑や斑紋があり、その中に黒色点が散在する。腹面は白っぽい。生態
27〜100 mの深さの大陸棚に底生している。 (水深80m~210mとされる記載もある)寿命は同様のサイズの近い種類に基づいて15年と推定される。
繁殖
卵生であるが、発育段階の異なる多くの卵殻卵を輸卵管に同時に持つ複卵生種。雄は36cm、雌は45cmで成熟する。
利用
台湾では肉は価値が低く魚粉に使用されている。日本では、以前はすり身に使用されていた。ボルネオでは小さい個体は魚粉に使用され、大きい個体は低価値の肉に利用される。出典
(最終更新 2021年03月08日)