エドアブラザメ
Heptranchias perlo
和名 | エドアブラザメ (江戸油鮫) |
英名 | Sharpnose Sevengill Shark |
学名 | Heptranchias perlo (Bonnaterre, 1788) |
目 | カグラザメ目 (Hexanchiformes) |
科 | カグラザメ科 (Hexanchidae) |
属 | エドアブラザメ属 (Heptranchias) |
保全状況 | NT(Near Threatened) - 近危急種 |
By SEFSC Pascagoula Laboratory; Collection of Brandi Noble, NOAA/NMFS/SEFSC. - http://www.photolib.noaa.gov/htmls/fish4278.htm or NOAA Photo Library: fish4278, Public Domain, Link
説明
エドアブラザメは、カグラザメ目カグラザメ科に属するサメ。分布
水深:0m ~ 1000m
太平洋北東部を除く、ほぼ全世界の暖海域に分布する。
比較的珍しい種で、水深1,000mまでの深海に生息する。
普段は海底付近で生活するが、稀に表層に出現することもある。
日本での分布
津軽海峡以南のほぼ全域に生息する。
特徴
全長140cm。平均的には1m前後。体型は細身の紡錘型。背側の体色は濃灰色か灰褐色、腹側は白色。
眼は大きく、緑色で光をよく反射する。
背鰭は1基で、体後方に位置する。尾鰭は上葉が長く、欠刻がある。
鰓裂は7対あり、現生のサメの中では、同科のエビスザメと並び最も多い。
生態
世代: 約13.5年頭足類、甲殻類、硬骨魚類、サメ、エイなどを捕食する。
繁殖
胎生。ただし胎盤は形成せず、子宮内で卵を孵化させる。一度に25cm程度の幼魚を9-20尾を産む。
成熟サイズは、雄が全長75-85cm、雌が全長90-100cm。
利用
底引き網や底延縄などで混獲されるが、漁業の対象にはならない。肉には弱い毒性がある。
出典
(最終更新 2021年03月09日)