< 一覧へもどる

シマネコザメ
Heterodontus zebra

和名 シマネコザメ (縞猫鮫)
英名 Barred Bullhead Shark , Zebra Bullhead Shark
学名 Heterodontus zebra (Gray, 1831)
ネコザメ目 (Heterodontiformes)
ネコザメ科 (Heterodontidae)
ネコザメ属 (Heterodontus)
保全状況 LC(Least Concern) - 低危険種
By Jason QuinnTravail personnel, CC BY-SA 3.0, Link

説明

ネコザメ目ネコザメ科に属するサメ。夜行性。

別名… , Zebra Bullhead Shark

分布



水深:0m ~ 200m
西太平洋、日本から朝鮮半島、中国、東南アジア、オーストラリア北西部までの温暖な沿岸海域に分布する。水深50mより浅い場所で見られるが、西オーストラリアでは水深150-200mから記録されている。

日本での分布
和歌山以南に分布するが、比較的珍しい。

特徴

全長~122cm。2本の背鰭前棘、臀鰭をもつ。体表面には独特な縞模様があり、白色地に22-36の暗色横帯が入ることで他のネコザメ類と区別できる。眼上隆起はあまり顕著でない。幼魚では背鰭は高いが、成魚では低くなる。尾鰭は上葉、下葉ともやや長く伸びる。

生態

分布域では普通に見られる底生性のサメだが、生態に関する情報は極めて乏しい。

繁殖

卵生。少なくとも15cmで孵化する。雄の成熟サイズは64-84cm。雌の成熟サイズは不明。

利用

水産上重要でなく、混獲される程度。トロール漁業、刺網漁業、はえ縄漁業で混獲されるが、商業的価値はなく、恐らく廃棄されている。
ただし、ボルネオでは、肉は切り身または全身として販売されており、中程度の価値がある。ひれに価値はない。
数は少ないが、水族館や博物館などで飼育、展示される。

出典



(最終更新 2021年03月04日)