アオザメ
Isurus oxyrinchus
和名 | アオザメ (青鮫) |
英名 | Shortfin Mako |
学名 | Isurus oxyrinchus (Rafinesque, 1810) |
目 | ネズミザメ目 (Lamniformes) |
科 | ネズミザメ科 (Lamnidae) |
属 | アオザメ属 (Isurus) |
保全状況 | EN(Endangered) - 絶滅危惧種 |
By Mark Conlin, SWFSC Large Pelagics Program - http://swfsc.noaa.gov/ImageGallery/Default.aspx?moid=532, Public Domain, Link
説明
アオザメは、ネズミザメ目ネズミザメ科に属するサメ。和名の“アオザメ”は体色が青色であることに由来する。
分布
水深:0m ~ 888m
世界中の暖海域に広く分布する。
日本での分布
全域
特徴
最大で全長400センチメートル、体重505.8キログラム。平均的な成魚は全長約3.2メートル、体重60-135キログラム程度。体型はマグロ類などの高速遊泳魚と同じ流線型。
背側の体色は鮮やかな光沢のある青色、メタリックブルー。腹側は白色。境界は明瞭。
吻は扁平で尖り、目は黒く大きい。
第二背鰭、臀鰭は小さい。尾鰭は三日月形で、尾柄部には隆起線がある。
両顎歯は同形。
歯の形状は単尖頭の牙状で、内側に向かってやや湾曲する。縁は鋭く滑らかで、鋸歯縁をもたない。
生態
世代: 24 ~ 25年外洋性。非常に活動的な種。
サメ類の中で、最も高速の時速35キロメートル以上の速さで泳ぐといわれている。
繁殖
胎生。ネズミザメ目に見られる卵食型で、胎仔は子宮内で孵化したのち未受精卵を食べて育つ。
3年に一度繁殖を行い、妊娠期間は15~18ヶ月、産仔数は4~25尾。
産まれたときのサイズは60~70センチメートル。
成熟年齢は雄7~9歳、雌18~21歳。寿命は29~32年と見積もられている。
利用
肉はソテーや刺身、みそ漬けになる他、練り製品の原料にもなる。鰭はフカヒレに加工される。
脊椎骨や顎骨、皮、肝油などが利用される。
日本では、ヨシキリザメとともに、高級はんぺんの材料とされる。
アオザメのフカヒレは通常出回っているヨシキリザメの物より高級とされ、高値で取引されている。
引きが強く針にかかると空中にジャンプするので、スポーツフィッシングの対象種となっている。
サメの中で飼育が最も難しい種類の一つであり、飼育記録は少ない。(最大5日)
出典
(最終更新 2021年05月16日)