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レモンザメ
Negaprion acutidens

和名 レモンザメ (檸檬鮫)
英名 Sharptooth Lemon Shark
学名 Negaprion acutidens (Rüppell, 1837)
メジロザメ目 (Carcharhiniformes)
メジロザメ科 (Carcharhinidae)
レモンザメ属 (Negaprion)
保全状況 VU(Vulnerable) - 危急種
By Patrick Quinn-Graham from Vancouver, Canada - Mmm shark, CC BY 2.0, Link

説明

レモンザメはメジロザメ科に属するサメの一種。
インド太平洋の熱帯域に広く分布する。
大西洋のニシレモンザメと近縁で、同様に太い体・幅広い頭部・一様な黄色い体色を持つが、本種は鰭が強い鎌型であることで区別できる。

沖縄地方ではよく見られるサメであることから、マーブカー(真鱶、普通のサメといった意味)と呼ばれる。

分布

沿岸
遠洋
沿岸
河口


インド太平洋の広範囲

日本での分布
八重山諸島以南、西表島や石垣島など

特徴

最大3.8m。
体は太く頑丈で、頭部は短く幅広い。吻は丸く楔型。鼻孔は小さく、三角形の前鼻弁を持つ。眼は小さく、噴水孔はない。口角には短い唇褶がある。

鰭(特に背鰭・胸鰭・腹鰭)は、ニシレモンザメと比べより強い鎌型をしている。

背面は一様な黄褐色で、腹面は淡色。
鰭はより黄色味が強い。

生態

大陸棚や島棚の沿岸域に生息し、潮間帯から深度92mまで見られる。
静水や濁った水を好み、湾内・河口・礁湖、または礁外縁の砂地などでよく見られる。
時折外洋に出る個体もいる。

不活発な種で、海底直上をゆっくりと泳いでいるか、海底に横たわっていることが多い。
長距離を移動することは少ない。

幼体はマングローブ周辺の礁原でよく見られ、水深が浅いため背鰭を水中から突き出していることがある。

繁殖

胎生で、成長した胚は卵黄嚢を胎盤に転換する。
雌は2年毎に浅瀬の成育場で出産する。妊娠期間は10-11ヶ月、産仔数は1-13(通常6-12)。
ニシレモンザメと異なり、産まれた海域に戻る懐郷性を示さない。

出生時は45-80cm。成長は遅い。雌雄ともに2.2-2.4mで性成熟する。

利用

刺し網や延縄で漁獲され、肉は生や干物、塩漬けで販売される。フカヒレや肝油も利用される。
繁殖力と移動力が低いため、地域的な乱獲に非常に弱い。

飼育は容易で、水族館でも飼育される。
沖縄美ら海水族館では2008年7月7日、日本国内で初めてレモンザメの水槽内での出産に成功し、繁殖賞を受賞している。

IUCNは全体としての保全状況を危急としている。

出典



(最終更新 2021年04月17日)