オオワニザメ
Odontaspis ferox
和名 | オオワニザメ (大鰐鮫) |
英名 | Smalltooth Sand Tiger |
学名 | Odontaspis ferox (Risso, 1810) |
目 | ネズミザメ目 (Lamniformes) |
科 | オオワニザメ科 (Odontaspididae) |
属 | オオワニザメ属 (Odontaspis) |
保全状況 | VU(Vulnerable) - 危急種 |
By NOAA Ocean Explorer - http://oceanexplorer.noaa.gov/explorations/02hawaii/logs/sep19/media/sandtiger.html, Public Domain, Link
説明
オオワニザメは、ネズミザメ目オオワニザメ科に属するめずらしいサメ。世界中の暖かい海に広く分布し、表層から水深約900mまでの深海に生息する。
全長4.5mに達する大型のサメ。
外見はシロワニによく似ているが、オオワニザメの方が大きくなり背鰭のプロポーションも異なる。
分布
水深:10m ~ 880m
世界中の熱帯から温帯の海域に広く分布すると推測される
日本での分布
日本近海に生息する。
特徴
最大全長は雌450cm・雄344cm、体重約800kg。体色は背側が灰色または灰褐色。時々黄土斑点が背と側面の上にある。
腹側は淡灰色または白色で、胸鰭と腹鰭の腹部の表面は少し暗い色をしている。
外観はシロワニに似ているが、オオワニザメは第一背鰭が第二背鰭、臀鰭よりも大きく、シロワニは第一背鰭と第二背鰭、臀鰭がほぼ同じ大きさである。
生態
世代: 20.5 ~ 0年餌生物は小魚や頭足類、甲殻類など。
幼魚は比較的深い水深帯(200m以深)で多く見つかっていることから、出産時あるいは産まれてすぐに深場に移行し、ホホジロザメやメジロザメ類などより大きな表層性の捕食者から逃れるものと考えられる。
繁殖
シロワニと同様、卵食・共食い型の胎生と予想される。利用
飼育記録は極めて少ないが、日本の竹島水族館、沼津港深海水族館で飼育記録がある。出典
(最終更新 2021年05月08日)