ノコギリザメ
Pristiophorus japonicus
和名 | ノコギリザメ (鋸鮫) |
英名 | Japanese Sawshark |
学名 | Pristiophorus japonicus (Günther, 1870) |
目 | ノコギリザメ目 (Pristiophoriformes) |
科 | ノコギリザメ科 (Pristiophoridae) |
属 | ノコギリザメ属 (Pristiophorus) |
保全状況 | DD(Data Deficient) - 情報不足種 |
説明
ノコギリザメ科のノコギリザメの一種。珍しい。水温に応じて、浅い沿岸水域から大陸斜面上部に垂直移動する可能性がある。
静岡県伊豆半島の沿岸水域では、水温が最も低い春先にしか採集できない。
鼻にとげがあるため、刺網に捕獲されやすい。
深さ20m未満のイセエビを対象とした刺網漁業で混獲される。
分布
水深:50m ~ 800m
北西太平洋(東シナ海、黄海、渤海、および韓国南西部から中国北部(および台湾、中国の州)の沖合、日本全国。
温帯の大陸棚と砂または泥の海底およびその近くの上部斜面上に生息する。
日本での分布
北海道南部から琉球列島
特徴
他のノコギリザメ科同様、長くて狭い吻を持っている。最大全長136-153cm。
生態
小さな海底に生息する生物を餌にする。繁殖
通常、1腹あたり12匹の仔を産む。雄は80-100cm、雌は約100cmで成熟する。出生時のサイズは約30cm。利用
ノコギリザメの肉はサメの中でも上等とされている。日本産のものの肉は加工されて、かまぼこなどの練り製品の原料になる。
出典
(最終更新 2021年03月15日)