カエルザメ
Somniosus longus
和名 | カエルザメ |
英名 | Frog Shark |
学名 | Somniosus longus (Tanaka, 1912) |
目 | ツノザメ目 (Squaliformes) |
科 | オンデンザメ科 (Somniosidae) |
属 | オンデンザメ属 (Somniosus) |
保全状況 | DD(Data Deficient) - 情報不足種 |
説明
太平洋の深海で見られる小型のオンデンザメ。非常に珍しい深海サメの一種。日本で約10例, ニュージーランドで3例と、少数の標本からのみ確認されている。
分布
水深:120m ~ 1160m
北西太平洋と南西太平洋に斑状の分布をしており、日本中部から南部(沖縄本島を含む)とニュージーランドで確認されている。
日本での分布
中部から南部(沖縄本島を含む)
特徴
体は円筒状。背鰭は2基で小さく、両背鰭に棘はない。尾鰭は下葉が大きく発達してうちわ状。両顎歯は単尖頭であるが、上下顎歯は異形で、上顎歯はナイフ状に直立し、下顎歯は幅広で尖頭部が外側に若干傾く。
鱗は平らで葉状をなし、皮膚は滑らか。
体は全体的に黒褐色。
最大長は全長150cmかそれ以上。
Somniosus rostratusと類似するが、第2背びれが長く、目がわずかに大きく、歯の列が多く、らせん状の弁の数が多くなっている。
生態
120〜1,160mの深さの大陸棚や斜面に生息する。繁殖
雄は約71cm、雌は82-134cmで成熟する。出生時のサイズは21-28cm。卵黄依存型の胎生。
繁殖力はおそらく低い。
出典
(最終更新 2021年03月11日)